14,4m
訪問日
この木は明治44年、この付近に林立する七本のスギとともに伐採されそうになったが、南方熊楠が柳田国男に書簡を送り、このクスだけが伐採を免れたという経緯がある。そのころ廃仏毀釈により、全国の神社仏閣が姿を消し、巨樹も同じ運命をたどった。全てのものに命が宿るという日本人独特の考え方はこのときから薄れたのではないかと私は思っている。
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