樹木名 函南原生林のブナ
  かんなみげんせいりんのぶな
樹種 ブナ科ブナ属
エリア 北陸・中部・東海エリア
地域 静岡県函南町
指定 なし
推定樹齢 700年
幹周

6,4m

樹高 24m

訪問日

1999年5月31日
滞在時間 72時間

近年、日本全国でブナをはじめとする樹木の枯死が問題になっている。温暖化、酸性雨などの原因があげられているがはっきりしたことはわかっていない。

ブナをはじめとする広葉樹の森は土がふかふかしている。これは土の中の菌類、微生物類、小動物類によってコロコロとしたスポンジ状の土が作られるためである。雨が降ると土の隙間にたまるため、保水効果が高いとされている。

ブナ林のように保水効果の高い樹木がなくなってしまえば、山は土を失い、川は枯れ、海は鉄分をはじめとする栄養を得られなくなってしまう。深刻な事態はすでに始まっているが、だれの目にも明らかな状況になるまで長い時間はかからないだろう。

ブナは暗黙のメッセージを私たちに伝えているのだろうか。

 

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