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訪問日
北の果て、サロベツ原野ににポツリと立つ老木。この木を語るのに適当な言葉を、私はもち合わせていない。ただかもし出す神聖な雰囲気は、間近で見れば誰もが肌で感じるだろう。
この老木には龍神が宿るという。北の大地を守る守護神だそうだ。文明社会がこの地に足を踏みいれるずっと前から、こうしてここに立っていたのだ。
明治にこの地を訪れた開拓者たちが、厳しい寒さをどうやって乗り切ればいいのかこの木に泣いてすがったことから、地元では「言問いの松」とも呼ばれている。
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