杉の花の黒焼き

私の花粉症

スギ花粉がなぜ人の体内で反応を起こすのかはまだはっきりとしていない。はっきりとしているのは花粉症がとても困ったものであるということである。私は花粉症の重症で、微熱が出るとともに、頭に針金が刺さったような鋭い頭痛がでてしまう。夜には鼻が詰まるので口で息をするため、のどを傷めやすい。現在は、肉類を控え、ヨーグルトと納豆を毎日食べ、病院でもらった漢方薬「小青竜湯」を飲んでいる。外に出るときは、もちろんマスクとゴーグル。

黒焼きの効用

そんなとき、「杉の花の黒焼き」なるものを、家族がかってきた。こげた杉の芽である。これを飲むといいということで、新聞記事までもってきたのでさっそく試してみた。炭を飲んでいるようなじゃりじゃりした感じだが、目のかゆみがなくなった。ほかの薬も飲んでいるので、はっきりとした効果はわからないが、わらにもすがりたい私にとっては試す価値があると思っている。日本農業新聞の記事(2000年3月8日)の記事でも、なぜ黒焼きが効果があるかはわからないという。たとえば、めまいにはクチナシの黒焼きを飲むと効果があるが、クチナシをせんじて飲んでも効果がないという。「物に障ったら、そのものを黒焼きにして飲めと、昔父から聞いたことがある」というのがきっかけだったそうだ。

黒焼きのつくり方

用意するもの 杉の花、アルミ箔(30センチ角)3枚、なべ、ストーブ

つくり方@アルミ箔を袋折にしてスギの花を入れる(厚さは2センチくらい)。

    A口を閉めて、別のアルミ箔の上に置き、くるくると巻く。空気が入らないように注意する。

    Bもう一度別のアルミで巻く。鍋に入れてふたをし、中火にかける。4〜6時間じっくり焼く。

    C真っ黒になったら出来上がり。1日1〜3g服用する。

ポイント

ポイントは十分焼くこと。香りが残っていたり、茶色だったりすると効果が出ない。また焼きすぎは触るともろく崩れる。姿はそのままでキラキラと輝いていて、香りがしなければ上出来。記事によると黒焼きと黒焦げはまったく違い、ガンの心配はないそうだ。空気に触れずに炭化すると黒焼きができるとのこと。

私は去年この記事を読まずにつくったため、花粉をそのまま飲み込む形となり花粉症をひどくしたことがあります。みなさんも試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

           
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