樹木名 左右知のイチイガシ
  (そうちのいちいがし)
樹種 ブナ科コナラ属
エリア 九州・沖縄エリア
地域 大分県清川村
指定 村指定天然記念物
推定樹齢 1000年
幹周

12m

樹高 20m

訪問日

1999年11月24日
滞在時間 50時間

その姿からしてなんとも独特の雰囲気を持っている。恐ろしくはないのだが、なんとなくあたりのけはいがおかしいと思っていた。

案の定、その夜森から太鼓の音が聞こえてきた。はじめは無視していたのだが、祭りばやしのような太鼓の音があまりにも軽快だったので、集会所を覗いてみたくなった。真っ暗な森を音のするほうへいつまでも歩きつづけた。その周辺には集落どころか、家一件すらないことに気がつくまで。

おそらく土地の古だぬきだろう。たぬきは音を出すのが上手で、狸が人を化かす話しは各地で聞くことができる。真実は定かではない。ただ私は本当に真夜中の森を太鼓を探してさまよっていたのだ。

巨樹の近くでテントを張って寝ていると、時々おかしな体験をすることがある。

 

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