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仙台市郊外から車を乗り継ぎ、東根市についたのは11時ころだった。東根のケヤキは東根小学校の校内にあって、ちょうど5年生の子供たちが絵を描いていた。絵を描きにきたと話すと、子供たちは興味津々、すぐに仲良くなった。一緒に給食を食べ、昼休みにはドッチボールをして遊んだ。彼らは僕を仲間にしてくれた代わりに、絵を描かせてくれなかった。いっしょに遊べという。 巨樹をめぐるたびの面白さは、木に出会える喜びだけでなく、木と共に生きる人との出会いにあると思う。どんな人が木に集まってくるかを見れば、その木がどんな木かだいたいわかるものだ。ケヤキと共に生きる東根の子供たちはみなのびのびとしていた。それがとてもうれしかった。
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